毛が爆風 2010〜2011 編集済みのやつ 2010〜2011
ぐうううううぜったいにウソ大石を信じないで
大石いるのか
いまいませーん
ふざけるないいから出てこい
家康様が力を借りたいとお呼びだ
イカの塩辛食べますか
いいからはやく来い
恋ですか?
黙れ
まじでかー
ドテー
古賀さんいますか
仕方がないヤツだ
ぎゅううううう
★甘えない
家康の息子秀忠がある女に手をつけた
おたわむれを
秀忠は茶を呑みながら自らの心に花を活けた
ワシが征夷大将軍か…
息子秀忠は浅井長政の娘であるお江与の嫉妬深さに辟易していたが
秀忠は年上女房であるお江与の日々差し出す
おまんぢうの虜だった
ウム、うまい
この菓子はすごくOECYO
しかし秀忠はお江与のまんぢうを食べながらお江与は必ず浮気相手の生まれた子を必ず殺すと確信した
これは想像ではなく直感だった
秀忠は妾腹だらうがなんだらうが
秀忠にとっては大切な子である 秀忠はその子をある女性にひそかに託せと側近に指示した
その女性こそ武田晴信の娘“松姫その子”その人である
思った通りお江与はその秀忠の子を渡して欲しいとに言ってきた
御台所さまの言いつけじゃ
松姫は使いの女の顔を見た、
そして顔を上げた瞬間この女はキライだなと感じた
そこに居る女の面は権力をちらつかせそれを良いことに辺り構わず撒き散らしている
厭な女だと思いながらも松姫は深々と頭を下げて使者に顔を向けた
使いの女は言葉を交わす端々に「おい武田のムスメ、御台所様の言いつけだ断ったどうなるかわかっているのだろうな」と
丁寧な内にも高圧的な態度があからさまにみてとれ
松姫と秀忠から託され子に対して
ファーストレディに楯突いたなら
おまえらを確実に“殺す”からなといふお江与からの松姫に対しての強いメッセージだと思った。
姿のないお江与から喉元に短刀を突き立てられたやうな冷たい感触を覚えながらも将軍の御台所の願いを改めて突っぱねた
「お断りいたしますと御台所様にお伝えください」
女はすぐさま戻り次第を伝えた なに?断ったとな
お江与はその言葉を聞くと怒りのあまり意識が遠のき
ドドッと床に崩れ落ちた
松姫はお江与の名前を聞きおえるとゆっくりと瞳を閉じた
瞼のうらには美しい甲斐の山々が現れ山を背に馬上豊かに乗りこなす武者の姿
松姫はその脳裏に深く刻まれたひとり男の名前を何度も繰り返し呼んでいる自分に気づいた
その男とは
松姫の許婚であり織田信長の息子
滅びゆく甲斐武田攻撃の総大将 ただの信忠ですよ穏やかな織田信忠その男である
武田の家が滅び去ったあと 身を潜める松姫の元にかつての許婚信忠から誘いの手紙が届いた
?
| ごめんね京で待ってる
| いつまでも待ってるから
|父、信長には内緒だよ
|安心して
?
その子の喜びはどれほどのものだったのだろう
松姫は信忠に会うため急いだ その子の身体は信忠を求めていた 信忠が攻撃の総大将と聞いた時 驚いたものの
悲しみの濃さで怒りという感情すら浮かんで来なかった
むしろ味方であるはずの武田の視線の方が松姫の胸に突き刺さり口には出さぬが裏切り者といふ皆の強い視線にさらされた事をいまも覚えている
あの時なんど信忠の元へ走り胸に飛び込みたかったか
俗を離れやうと身を隠した松姫をまたも世俗が離さない
甲斐に信忠が攻めて来ると聞いた時も敵である信忠のことばかりが頭に浮かび武田の滅亡の事とは別に織田を見ていた
そんな日々空想にも似た想像が現実になると思うと胸の奥がざわつくを覚え一刻でもはやく信忠の元に行こうとする旅姿の松姫が耳にしたのは
“信忠が信長と共に本能寺で討たれた”
という知らせだった
松姫は涙を落としながら運命とはなんと儚く残酷なのだろうと思いながら信忠が敗れた側の許婚だった私に最後の最後にかけた小さくも大きな優しさが松姫に生きる勇気を与えた
「わたしは生きて行く」
目を閉じればいつでも甲斐の山々と乗り込んでくる信忠の姿が浮かんでくる
そして信忠をひと目みようと駆け出したあの時のお転婆な自分を思い胸が踊った
松姫は旅姿のまま信忠に語りかけた
約束、叶わなかったわね、あなたが甲斐に来た時たとえ貴方に殺されても会いに行けばよかったと思うの
こんどもアナタはひとりでいってしまう なんかズルいな別にいいけどさ
正直、信忠に対して好きという感情があったのか松姫自身も分からない
ただ心が動いたような気がする
しかし今ここにやっと新たに生きる喜びを見つけた松姫の前にお江与が現れ将軍秀忠から養育を頼まれた大切な子を松姫から奪い取ろうとする
松姫の内に流れる武田の血が熱く動きだすのを感じているそこに
義仲に手を引かれた捨松が現れた
「だから鼻くそパーティ知らねえのかよ」
ねえ父上どこに行くんだよ
いいから来るんだ
次週、松姫の乳房にカエルを押しつけ叱られた捨松
(´ー`)オー
なんですかこれ(笑)
★いいから
-エムブロ-