山月記

『山月記』
残っていたイメージが最後最後いいつつ頼みごとの多い面倒な男(虎)というところでしたが、人間あるある盛りだくさんで改めて自尊心との付き合い方が重要だよなーという感想を抱きました。
分かるところは多々あるんですよ。自分はこうありたいって理想を委託のと、現実そうはいかないギャップや温度差に心折れそうになるのとか。そのためになりふり構わず努力をするかって言うと、そんな自分をすっとばして理想に生きたいって横着なところとか。努力をすることが恥ずかしいっていうのかな、一生懸命になることに対する抵抗感が自意識もりもりで、自分はそうせずとも出来るはず、みたいな変な意識ね。あと、自分の事を理解している感満載で冷静に物言いしようとする自意識とか。うん。人間あるある満載だから、李徴に対して共感性羞恥を少なくとも抱くところはある。それ自体が李徴と同じ感覚を抱いているってところでもある。でも人間努力せず結果を出したいって思う人多いでしょ。努力した分だけ、結果
にかぎらず過程に思い入れを抱けるパターンも無きにしも非ず。だから李徴の、「先に自分の事頼んじゃった、妻子のほうを先に頼むのが普通だよね」って発言も、自意識高ェってなります。そうやって世間的にまっとうな人はこうあるべきだよねって考えが捨てきれないのが、あまりにも生々しい人間で、こういう要素が自分にもあるから、こうはなりたくないよねって、読み終わると自戒が生まれる作品ですね。為になる。 それだけ自分の外見的醜さすら嘆いているけど、袁サンから見たらそんな事割とどうでもいいし、結果虎の姿を醜いって思っているのが李徴本人だけなの、ホント、リアル。他人から見たら自分があれそれしているプライドなんて気にもならない程度で、それを気にする人は同じような問題を抱えているブーメ
ランだから、それほど人生悲観することなかれ。
自尊心がなさ過ぎても人生のメリハリがないし、ありすぎても面倒くさい。やるなら全力でやる事を自分で行えるか、とか、何パーセントが自分の中の成功ラインとして許せるかとか、これはたしかに中学か高校かの時に読んで思考に残るの、そこに危機感を覚えたからかもしれませんね。楽しかった。

2021備忘録

2022年は何やらフル稼働するやもと申されました。万年のんびり思考なので、はたしてブーストがかかるかどうか。未来の自分に託します(既にあやうい) そういう訳で、御守は交通安全と学業成就にしました。なんだかそれな気がして。

年々何して過ごしたか曖昧になるので、ざっくり2021備忘録上半期。
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あけまして

2022年
あけましておめでとうございます
本年もよろしくおねがいいたします

22年が既に一週間消え去りました。時の残酷を知るポーズ。
改めまして、おめでとうございます。年越しは実家の方でのんびりまったり……の予定でしたが、姉のところのチビさまたちの元気を浴びながら過ごしておりました。お年玉ももちろん。
年越しは天気も良く、初日の出もおがめました。雪月花音也のアクスタと格闘しながら、はじまった一年ですね。
太宰府のおみくじでは、今年もがんばれよ!って書いてあったので、どうにもフル活動せねばならぬ気がして、さーーーて、どうするかなーと思いを巡らせています。やりたい事とか色々あるにせよ、何をするかしっかり選んだほうがいいのかな。

抱負といたしましては
『やることを先延ばししない』
です。
既に抱負をへし折りましたが、いつもこれに苦しめられていたので、今年はやることはさくっと片を付け、万事構えて過ごしたい所存です。いや、性格上考える時間があればあるほどぐるぐる考え続けるんですよ。わかってます。だから直前で考えたほうが考える時間が短くていいなって、なるから直前任せなんですよね。それはそれとして、一応やることをひとしきりやって、あとはその時にまかせる、なんくるかいさー、を心に刻みたいと思います。

それでは、時折立ち寄られる方も、たまたま立ち寄られた方も、実り多き一年となることをお祈り申し上げます。本年も、どうぞよろしくおねがいいたします。

2022年1月  柚子沢
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プロフィール
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性 別 女性
地 域 福岡県
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