前半からエースは、ちゃっかり者で意地悪で。
最初のエースの紹介から良いところも言っていなかった。
そのエースも良いところが出てきた。
第三章でスカラビア寮長争いが解決してオアシスでスカラビア寮とオクタヴィネル寮と水浴びして遊んでいると
冬休みに入っていたマブの二人が駆け込んできた。
マブの二人というのは、エーデュースコンビ。
スカラビア寮に監禁されていた監督生とグリムを救出するために二人とも自宅から遠いナイトレイブンカレッジに来てくれた。
スカラビア寮でとあるカリムに監禁されていたときに連絡先を交換したエーデュースにスマホで報せていた。
冬休みなら個人がそれぞれ羽を伸ばして過ごせばいいときに。
それに関わらずエーデュースがスカラビア寮に監禁されているマブと一匹を助けるために来てくれた。
ナイトレイブンカレッジに通れる鏡は、冬休みの間に閉じて行けなかったから公共機関を何度か乗り換えて自腹で自宅からスカラビア寮に監禁されているマブの元に助けにきたことに感心した。
もうその時には、オクタヴィネル寮のトリオと解決していて。
スカラビア寮とオクタヴィネル寮と混じってオヤシスで水浴びしてた。
本編と他の話を含んでエースは、意外な一面があった。
というよりも意表をつかれたと言えばいいのかな。
自分の寮長で2年の先輩のリドルと亡国の姫君イザベラ。
辛い境遇で育ってられた。
同盟国に裏切られ悲惨な最期を迎えて。そのことで幸せな結婚をができなかった未練から亡霊になったイザベラ姫。
今挙げたキャラに対してエースは、不幸な空気を破いて諭した。というより正論をぶちまけた。
イザベラ姫は、もちろん。イザベラ姫を幼い頃から世話をして。親のように愛情を注いでる長老達にも核心をついてきた。
エースがリドルとイザベラ姫。それにイザベラ姫の長老達に核心をつく正論は、耳が痛い。
相手にルールを押しつけて罰を与え続けると孤立することを教えられない。自分が罰を受けるのが怖いからと。
優しさを履き違えて叱れない幼なじみ。
自分のすることは、間違ってない。誰一人退学する自分の寮生を出してない。成績最下位の寮生も出していないのだから。ルールを守ってこなしていけば人は、成長できる。
自分の理想の夫と結婚して夢が叶えられるなら相手の意見も意思も無視してもいい。夢が叶うなら成し遂げでばいい。
その人種に対してエースは、喝が入れられた。
核心をつくエースを見ていたら。
なんだ意外にも骨が太いと思った。
形だけで相手を思いやればいい相手に核心をつかれる正論を。
それから自分のやることは、正しいと信じ込んでいる人種を叱ることができると分かったら。
そう思えた。
次でエースのことを書ききってエース誕生日おめでとうと書いて締めます。