*緑間*
皐「帝光中出身、北原皐月。マネージャー志望です。よろしくお願いします。」
緑「・・・」
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皐「緑間ー。」
緑「・・・」
皐「緑間ってば。」
緑「・・・何だ。」
皐「そんな嫌な顔しないでよ。」
緑「別にしていない。」
皐「いやいや、してるでしょ。」
緑「・・・」
皐「ほら眉間の皺!鏡貸してあげるから見てみなよ。」
緑「北原。」
皐「ん?」
緑「何故マネージャーになった。」
皐「え、何故って。よく考えた結果、だけど?」
緑「・・・」
皐「ここは、帝光中バスケ部じゃないし。それに、」
緑「?」
皐「また緑間の世話が出来て嬉しいなー。」
緑「嫌なのだよ。」
皐「何でそういうこと言うの?素直に喜びなよ。」
緑「本心だ。」
皐「酷い!そんなこと言うんだったら緑間の分だけドリンク作ったりタオル渡したりしてあげないからね!」
緑「・・・」
皐「応援もしないからね!」
緑「監督。マネージャーの北原、働く気がないみたいなので退部させることを勧めます。」
皐「緑間にだけだし!もう知らん!自分のことは自分でやってよね!」
緑「ふん・・・」
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高「はー、きっつー・・・」
皐「お疲れー、はいタオルとドリンク。」
高「サンキュー。」
「マネージャー!こっちにも!」
皐「はーい!」
緑「・・・」
皐「はい緑間も。」
緑「は?」
皐「いや、は?じゃなくてドリンクとタオル。」
緑「・・・」
皐「何その顔。あーもしかしてさっきの?いやいや本気にしないでよ。腐ってもマネージャーだし。」
高「ぶふっ!・・・良かったね慎ちゃん。実は結構気にしてたっしょ?」
緑「別に気にしてなんかいないのだよ。」
高「またまたー。ほんと素直じゃねーな。」
皐「ほんとねー。」
緑「二人とも黙れ。」
高「北原、さっきはすまなかったのだよ。」
皐「ちょ、高尾君ってモノマネ上手だね!声そっくり!」
高「謝るからこれからもドリンクとタオルを頼む。」
皐「ぶふっ、喜んで、作らせていただくのだよ。」
高「ぶは!」
緑「高尾!北原!二人とも良い加減にするのだよ!」
*赤司*
皐「何か今日、面倒くさくなってきちゃったな。」
美「言うと思った。」
皐「行ったら楽しいんだろうけど、何かなー・・・」
美「もしかしたら良い人がいるかもしれないしょ。」
皐「はは。」
美「そして恋に落ちて・・・」
皐「いやないね。絶対ないわ。」
そんな少女漫画みたいな展開(笑)
赤「赤司征十郎です。」
皐「・・・」
ヤバイ。この人だけズバ抜けてかっこいい。いや、他の人も十分かっこいいけど、この人はズバ抜け過ぎててヤバイ。
あぁでも、かっこいいけど近寄り難いな。
赤「北原さんはどんなお仕事をされているんですか?」
皐「へ?あ、あぁ、えっと、大杉理化学って薬関係の会社なんですけど、そこで事務やってます。」
ま、まさか話を振ってくるとは思わなかった。
ってかこの席。嫌じゃないんだけど、目の前にこの人が居ると緊張しちゃってちょっと・・・
「席替えターイム!」
誰だか知らんがナイス発言!
えーっと、大友君?だっけ?取り敢えず感謝!!
皐「こ、高校は秀徳です。赤司君は?」
赤「洛山高校だよ。」
うぉい!結局隣に来てしまったよ!!余計近付いちゃったよ!!
と、取り敢えず、緊張するけど会話!会話をしないと!!次の席替えがくるまで頑張れ自分!!
皐「ら、洛山ですか。(顔も良ければ頭も良いのか・・・)因みに部活は何を?」
赤「バスケ部だったよ。」
「一年からレギュラー入りで、三年間主将だったよなーお前。」
「え?すごーい!!」
皐「(スポーツも万能、ほんと凄いなこの人)」
「どのポジションだったんですか?」
赤「ポイントガードだよ。」
「司令塔だね、何かピッタリって感じ!」
赤「ふふ、ありがとう。」
「最後の!席替えターイム!!」
皐「(ふぅー・・・)」
よし、乗り切った!
何度も言うが、赤司君が嫌な訳じゃないだがしかしかっこ良過ぎて無理。色んな意味で無理。
それに赤司君が素晴らしい人だと言うのはもう十分に分かった。今日お互いに良い出会いがあったら良いね、ってかこんな素晴らしい人なんだから合コンなんかに参加しなくても周りがほっとかないだろうに。あぁそれかもう彼女さん居たり?
まぁいっか。さ、席移動しよー。
皐「・・・」
赤「ふふ、また隣になったね、北原さん。」
もう、何も言うまい。
これはアレだ。もう二度とこんな素晴らしい人と話が出来る&拝める日なんてないんだから楽しみなさいってきっと神様からの御告げに違いない。そうに違いない。お酒も入ってきて最初より緊張もとれてきたし。多分大丈夫、な筈。
赤「北原さんは部活、何やってたんだい?」
皐「え?」
赤「さっき聞きそびれちゃったからね。」
皐「あー・・・私は陸上部でした。因みに長距離走。」
赤「へぇ・・・少し、意外かな。」
皐「ふふ、よく言われます。何故か文化部に見られちゃうんですよ、私。」
私よりさっきみたいな子が隣に居たほうが楽しいだろうに。きっと赤司君はくじ運だけ良くないんだろう。
皐「私飲み物注文するけど、誰か他に飲み物注文する人いる?」
「カルーアミルクお願い!」
「カシスオレンジで!!」
皐「はいはーい。あ、赤司君は?」
赤「じゃあ、赤ワインで。」
皐「っふ・・・」
赤「?」
皐「あ、ごめんごめん、何か、すっごい似合うなーって思って。ふふっ」
ヤバイな、だんだん酔ってきたぞ。しかも今の失礼だよね、いきなり笑って。怒ってはいないだろうか?
「お呼びでしょうか?」
皐「えっと、カルーアミルクとカシスオレンジと赤ワインと、赤兎馬の柚子をロックで。」
「はい、ありがとうございます。少々お待ちください。」
皐「あ、はい。」
赤「・・・っ」
皐「?」
赤「いや・・・笑ってしまってすまない。」
皐「え?」
赤「思っていたよりも、意外な一面がいっぱいあるな、と思ってね。赤兎馬の柚子ロック・・・」
「お待たせしましたー。」
皐「おいしいよ?赤司君も飲んでみる?」
って、何言ってんだ私!相手が緑間や高尾ならまだしも!!ついあの二人とのやり取りがこんなところで出てしまうなんて!
皐「な、なーんて・・・」
赤「じゃあ折角だから頂こうかな。」
皐「えぇ!?ってもう飲んでるし!」
赤「本当だ、美味しいね。」
皐「・・・」
わーイケメーン。
ほんと綺麗に笑うなー。
皐「でも意外かー、そっかー。まぁそうだよね、ってか女がこんなのいきなり頼んで飲んでたら引くしょ?」
赤「いや、逆に・・・」
皐「?」
赤「素に近い状態の君をやっと見れて、良かったかな。」
皐「あー・・・えーっと」
赤「敬語もなくなったし、緊張も取れてきたね。」
皐「うん、ごめん、正直赤司君みたいな人初めてだったから、近寄り難いなって思ってた。けど、だんだんお酒入ってきてそんなものは何処かに飛んでいっちゃったよ。」
赤「ふふ、そうかい。」
皐「ぶっちゃけ聞いちゃうけど、何で今日参加したの?」
赤「どうしてだと思う?」
皐「赤司君よ、質問してるのは私なんだけどな。うーん・・・男グループに頼まれて、断れなくて仕方なく?」
赤「そうだね。それもあるが、」
皐「うん。」
赤「北原さんが来るって聞いてね。」
皐「うん?」
「はいじゃあそろそろ二次会の場所に移動したいと思いまーす!参加する人は・・・」
え、今何て?
お互い初対面だよね?でも今の言い方・・・
「そこの二人はー?二次会どうするー?」
皐「あ、私は不参加で!」
赤「俺も不参加で。」
「えー、二人とも来ないのー?」
「あ、あの、赤司君!LINE交換良いかな?」
赤「あぁ、構わないよ。」
「え、じゃあ私も!」
「私も!!」
わー・・・
流石と言うか何と言うか。
凄い人気だな赤司君。
どさくさに紛れて私も交換してもらおっかな(笑)
ついでにさっきの続きも聞いちゃお。
皐「赤司君、私も良いかな?」
赤「いいよ。」
皐「わーい。ところで赤司君。さっきの話の続きなんだけど・・・」
赤「あぁ・・・北原さん、明日は仕事お休みかい?」
皐「え、うん。日曜日は何かトラブルが起きない限りお休みだけど・・・」
赤「じゃあ明日の夕方頃、食事でもしながら話の続きをする、っていうのはどうかな?」
・・・ま、マジか。
皐「・・・」
赤「ふふ、無理にとは言わないが。」
こ、これはアレだ。きっと神様からの御告げで以下省略。
皐「あ、じゃあ行かせて頂きます。」
赤「詳しい場所や時間はまた後で連絡するね。」
皐「うん。」
赤「それじゃあまた明日。」
皐「ま、また明日。」
美「どーだった?今日の合コン。良い人いた?」
皐「聞いてよ姉ちゃん。みんな格好良かったけど、一人だけズバ抜けて格好良い人が居てさ。」
美「へぇー。」
皐「頭も良くてスポーツも出来る。三次元でもあんな二次元みたいな人居るんだね。ビックリしたよ。」
美「連絡先交換した?」
皐「LINE交換を・・・明日、会うことにもなったよ。ってかなんか、向こう、私のこと知ってる感じで・・・あ、因みにその人赤司君って言うんだけどね、」
美「赤司?・・・下の名前って征十郎、とか?」
皐「あ、そうそう!姉ちゃん知り合い?」
美「中学の頃の後輩。でもまぁ・・・確かにね、完璧だよねあの子。でも皐月のことをね・・・もしかしたらだけど。」
皐「?」
美「緑君の伝いで知った、とか。」
皐「緑間が?」
美「中学の時部活が一緒で赤司君と仲が良かったみたいだし。」
皐「でも緑間は人のことベラベラ喋るタイプじゃないし。 」
美「緑君から言わなくても、赤司君が聞いたら少しは話したりするんじゃない?だいたいアンタ、緑君と高尾君と居ること多いから、それで緑君から話聞いて知ったんじゃない?」
皐「み、緑間・・・変なこと言ってないだろうか?」
美「さぁそれは分からないけどさ、『ろくな奴ではないのだよ』とか言ってそうだよね。」
皐「あぁ、言いそう。すっごい嫌な顔して言ってそう。まぁ、何はともあれ、明日赤司君が教えてくれるだろうし。」
美「うんうん、そうだね。そして頑張ってね。」
皐「うん、友達になってもらえるよう頑張るよ!」
美「え、友達?」
皐「え?」
美「・・・」
皐「・・・姉よ。妹にそんな無謀な事をしろと?無理無理。それにね、あんな素晴らしい人、絶対素晴らしい彼女がもう居るよ。」
美「分からないよ?もしかしたらアンタみたいに、何か理由や事情があって恋人が居ないのかもしれないでしょ?」
皐「いや仮にそうであったとしてもだよ?赤司君とはそういうんじゃなくて、なんて言うか、」
美「はいはい、明日頑張ってねー。」
皐「えー、そんな終わり方アリですかー?」
キャラと絡んでみようで気付く。
黒子っちやむっくんと全然会話してない件←
もっと色んなキャラと絡みたいが、何を話して良いのやら(´・_・`)←
あ、でもいつかマー坊とも絡んでみたいなー(=´∀`)人(´∀`=)