「パワーアントワネット」ムキムキのマリーアントワネットの表紙と帯の紹介に惹かれて買って読みました。
マリーアントワネットは、パプスブルク家皇女がフランスにルイ16世の元へ嫁いだフランス王妃のことで。
前世代のフランス国王の税金の遣い過ぎにフランス国民が怒りフランス革命が起きた。
フランス国民は、前世代のフランス国王への怒りと憎しみをフランス国王ルイ16世と敵国に嫁ぎにきたマリーアントワネット。ルイ16世の義妹とマリーアントワネットの皇女と世継ぎにぶつけた。
マリーアントワネットは、フランス革命のギロチンにかけられ生涯を閉じった。
これは、最近のマリーアントワネットの史実。
かたや「パワーアントワネット」は、史実通りマリーアントワネットがギロチンにかけられ処刑にされたが ならなかった。落ちてくるギロチンの刃をマリーアントワネットが素手で止めたから。
「この豚どもがぁぁぁぁ!」
ギロチン台を壊したマリーアントワネットがこれまで鍛えた自身の筋肉をバルクさせた。「お前の遺した子供を嬲ってやる」と言ってきたフランス革命している国民に怒った。
ギロチン台を破壊するとマリーアントワネットの独壇場が始まった。ギロチンを開発したショタな男の娘の処刑人を片手に抱えると革命軍の兵士を一掃し始めた。
ところどころに王族という気品を纏いながら革命軍兵士をなぎ倒した。
革命兵士が片付いた頃革命していた国民は、広場から逃亡。残ったのはギロチン台を壊して史実を回避した筋肉ムキムキのフランス王妃マリーアントワネットとその王妃に抱えられた処刑人のショタの男の娘シャルル アンリ サンソン。
そうして筋肉ムキムキのマリーアントワネットは、サンソンを抱えながらマリーアントワネットは、目的地に向かった。自分にとってのフランス国民である親友の元へ。
ここからパワーアントワネットのおはなしが始まります。
知っているマリーアントワネットの史実が違う。どうしてマリーアントワネットが突然筋肉ムキムキになって革命兵士を一掃できたの?
マリーアントワネットの筋肉ムキムキの疑問に少し答えます。
マリーアントワネットは、パプスブルク家の生まれ。
パプスブルク家のご先祖の人は、女性でありながら筋肉がつきやすい人だった。薬を飲んでは、筋肉を痛めないように日常生活を送っていた。
マリーアントワネットは、もといパワーアントワネットは、パプスブルクの公妃であり母のマリア テレジアからパプスブルクの秘術「筋肉バルク」を教わり受け継がれた。
ちなみにパワーアントワネットの母のマリア テレジアは、覇王という人物になっています。
マリーアントワネットが筋肉ムキムキになって逞しさを出せたのは、パプスブルクの秘術「筋肉バルク」を発動したから。
パワーアントワネットの作者さんが歴史を調べてくれたのです。スケージュールを切り詰めた状態でパワーアントワネットを読者にわかりやすく伝えて書いてくれたんです。マリーアントワネットと縁とゆかりのある歴史人物も入れてくれました(/^-^(^ ^*)/
感服です。パワーアントワネットのお話に戻ります。
ローズ・ベルタンがマリーアントワネットことパワーアントワネットの親友として出てきます。
マリーアントワネットがシャルルサンソンを抱えて親友の元へ来ると「筋肉バルク」を解除させました。
「筋肉バルク」は、使える時間が限られている秘術。休ませないと疲れて身体に負担になるものです。
それを分かってマリーアントワネットは、親友の自宅を訪ねて来たのです。
ローズ・ベルタンも快活な姉御肌のオシャレな仕立て屋です。
マリーアントワネットが処刑される当日ずっと家に籠もっていた。親友の最期を見届けられる勇気が出なかったから。でもマリーアントワネットが処刑を回避して無傷で親友の元へ来た。それが嬉しかったローズ・ベルタンは、一気に元気になり希望が戻りました。
ローズ・ベルタンは、美少年のサンソンを見てますます元気になって王妃の依頼した戦闘服の赤い麦わら帽子を一晩かけて朝一番に作り上げました。
親友の仕立てた戦闘服と麦わら帽子を着けるとマリーアントワネットは、次の目的に向かいました。
マリーアントワネットは、革命軍に囚われた長女と息子のルイ17世を奪還する。王政を取り戻すと決めったのです。
娘とルイ17世の奪還することで着いて行きたいと志願したローズ・ベルタンと中立の立場のサンソンが加わりました。
マリーアントワネットは、王族として。母として強い人です。母は、強しという言葉通りに。
ルイ17世が危ない状態で救出して忠臣?マリーアントワネットの恋人のスペイン貴族の隠れ家に匿ってもらい。
パプスブルクに伝わる秘薬を作ってルイ17世に飲ませてルイ17世は、息を吹き返しました。
パプスブルクの秘薬作りは、一子相伝で教わるもの。秘薬作りは、マリーアントワネットと長女のマリーテレーズが作ることになっています。よって外部の人間には、見せないということでマリーは、サンソンを追い出して。長女テレーズに手伝ってもらい「パプスブルクの秘薬」を作ったのです。
マリーアントワネットは、娘とフランスの次期国王を取り戻し一息つきました。
けれどもベルサイユ宮殿にマリーアントワネットの忌み嫌う人物がふんぞり返っていることを知らせられるとベルサイユ宮殿の元へ向かいフランス王家の威信を守るために「筋肉バルク」させて戦いに向かいます。サンソンも一緒です。
ショタで男の娘のサンソンが気になるなら「パワーアントワネット」を買って読むことを推奨します。
「パワーアントワネット」は、面白い。マリーアントワネットの時代になかった用語が「パワーアントワネット」の物語に出てきて読み応えがあります。
「オリジナルのマリーアントワネットが浮かばれた」と思えるおはなしになっていますので是非読んでみてください。