というわけで、昨日の油そば屋が缶ビールを出したことに多少の驚きを覚えるも…

よくよく考えてみれば、中々に賢き策やも知れぬの…

飲食店におけるビールは、ジョッキか瓶ということになるのじゃが…

ジョッキの場合はサーバーを毎日洗浄せねばならぬわけで面倒くさい、瓶ビールは保管場所の問題があるわけで…

ただ、缶で出されると原価率が1発で分かってしまい、店側の思惑が見え隠れして興醒めする気も…

昨日の場合は原価率が約64%で良心的と言える方にごさったが(^-^;

一般的には、20リットルの樽ビールを約1万円で仕入れて、350mlジョッキで57杯分…よって1杯あたり約175円…

これを1杯500円で提供致さば、原価率は35%!

つまり、同じ350mlなのに、ジョッキ325円の儲けに対して、昨日の店の場合じゃと125円しか儲からず(>_<)

それよりも問題なのは、その缶ビールを持ち帰られし場合にござるな!

何とこれが法律違反となるのじゃ(((((゚д゚;)

飲食店が出せる酒は「その場で飲む酒」のみ!「持ち帰り用の酒」は営業許可の範囲外!

ゆえに大半の飲食店は缶ビールを出さぬし、瓶ビールも栓を抜いてから出しておるわけじゃ♪

ちなみに、最も原価率の低き酒類はウーロンハイなどの焼酎割りやハイボールなどの炭酸割り!

原価は驚きの40〜50円(◎o◎)

京急鶴見駅横の「鶴見食堂」はハイボール30円がウリにござるが、たとえ原価が40円で10円の損でも、料理がやや割高に設定されており、トータルでは儲けが出る仕組み(>з<)

氷をたくさん入れれば原価率を下げられるし♪

ハイボールをエサに集客しておるわけじゃな(^o^;

逆に、儲けの出にくき酒が日本酒やビールということに…

氷でかさ増しも出来ぬしの(x_x;

というわけでそれがし、居酒屋などではウーロンハイやハイボールなどは決して飲まぬのじゃ!

てゆーか、飲食店でビールを頼むことにすっかり抵抗のなくなりたることで…

二十〜三十代の頃は「スーパーで買えば200円くらいのビールを、何が悲しうて500円も出して飲まねばならぬのじゃ!!」と、飲食店で敬遠しまくっておったからの(>з<)

まぁ単に外食する金が無いというのが1番の理由にござったが(´∀`;)