「スペランカー」なるゲームソフトを御存知にござりましょうか?

これのファミコン版の主人公がとにかく弱いことで有名なソフトにござりまする(>_<)

先日、スマホのファミコンソフト遊び放題アプリで数十年ぶりに遊戯するも…やはり弱い、最初のステージすらクリア出来ぬ(´Д`)

さりながら、ふと思う…

弱いのではなく、これが普通なのでは…?

ネット上での書き込みなどでよく目にするのが、


・ちょっとつまずいただけで死ぬ

・下り坂でジャンプしたら死ぬ

・コウモリの糞に当たっても死ぬ

・自らの身長程度の穴に落ちても死ぬ


などなど、「そうそう!その通り!」と相槌をポコポコ打ちまくりの御方が大半かと思われまするが…

果たして主人公はこれらのミスで真に命を落としておるのか?

グラフィック上は主人公が点滅して残機が1人減るだけであり、魔界村が如く白骨化したりとか、ゼビウスが如く爆発したりとか、明らかに死を連想させる演出とは異なるわけで…

さらに、スペランカーの取扱説明書においては「1人アウト」と表現されており、どこにも「死ぬ」などと書かれておらず…

これらを踏まえると、主人公はミスを犯して「死ぬ」のではなく「探索続行不能」な状態に陥りたるだけなのでは?

下り坂でジャンプして着地に失敗し足を負傷、コウモリの糞に当たりて悪臭まみれとなり探索どころの話になくなる、落とし穴に落ちて這い上がれなくなり途方に暮れる…

と考える方が自然にござろう!

そもそも論として、主人公は単なるスペランカーすなわち探検家であり、マリオが如く助走なしで己の身長の数倍の高さまでジャンプ出来たり、RPGのキャラが如く呪文を唱えるだけで灼熱の炎やら燦爛たる雷やらを自在に操りたる超人の類にあらず!

想像してみなされ、もし己がスペランカーの立場ならば…特殊能力を持たぬ凡人の己が地底探検に挑みたる様を…

つまずいて足を挫かば「あいたたた…」となりて探索を断念せざるを得ぬであろうし、コウモリの糞まみれとなりながら先に進む気力などわかぬであろうし…

つまりスペランカーの主人公は我々と同じ一般人であり、ゆえに弱いのではなく、あれがごく普通!

世の中そんなに甘くないのよ、という製作者(ティム・マーティン)からの教訓の反映されたるゲームソフトなりけり!

それに弱い弱い言うても、攻撃手段の皆無、取り柄は穴を掘るのみ、ジャンプすら出来ぬロードランナーよりは遥かにマシかと思われ(´〜`;)

というわけで遊戯再開♪

…むぅ、1mほどの高さから落ちただけでアウトとか…いくらなんでも弱すぎにござろう…