というわけで、本日と明日は我が国最大のセリ市「セレクトセール」が蝦夷地の苫小牧ノーザンホースパークにて開催(≧∇≦)/

かのセリ市の特長は、従来ならば庭先取引で売り買いされて終わりな良血馬が惜しげもなく上場される点!

何を隠そう、ディープインパクトもキングカメハメハもセレクトセールにおける落札馬なり!
(ディープは7350万円、キンカメは8190万円、いずれも落札者は金子真人氏)

んで、本日は1歳馬のセリにござるが…注目すべきは…

さよう!現1歳馬がディープインパクトのラストクロップなり!

2019年の種付け頭数は20頭ほど…その年の夏に死去したれば…

ディープ産駒の上場はその20数頭中の僅か4頭なれと、セリの最初と最後(248番目)に配置する演出がニクイ(>з<)

トップバッターのディープ産駒、ゴーマギーゴーの2020は長谷川祐司なる人物が落札…

え〜っと、どちら様?(・・;)

調べてみれば通算成績わずか3勝、当然ながら重賞勝ちはナシ、馬主となりて3年目の新参者らしきこと…

かの馬の活躍で馬主生活が軌道に乗るやもしれぬの(^-^;

そして、最後(上場番号248)に登場したるは父ディープ、母スイープトウショウという超良血馬!

セリは2億円スタート、池田豊治なる御方が手を挙げるも、競りかける者がおらず、ワンビットで落札(◎o◎)

う〜む…ラストクロップゆえ、もっと食いつきてもよさそうなものじゃが…皆、意外と冷静ぞ…

ちなみに池田豊治氏は2011年の目黒記念や函館記念を制したキングトップガンが代表産駒、G?勝ちはナシ…

というわけで、本日の結果を落札価格の高い順に(^ー^)
(単位は万円)


30000 ゴーマギーゴーの2020牡(ディープインパクト)長谷川祐司

30000 ファイネストシティの2020牡(ロードカナロア)藤田晋

26000 ギエムの2020牡(シルバーステート)国本哲秀

24000 エピックラヴの2020牡(ロードカナロア)(株)ダノックス

22000 クイーンズリングの2020牡(ロードカナロア)金子真人ホールディングス(株)

20000 ヴィンテージローズの2020牡(エピファネイア)藤田晋

20000 ジペッサの2020牡(Justify)金子真人ホールディングス(株)

20000 スイープトウショウの2020牡(ディープインパクト)池田豊治

19000 アイムユアーズ?の2020牡(Saxon Warrior)近藤旬子

16500 シーウィルレインの2020牡(ハーツクライ)(株)ダノックス

16500 メジロツボネの2020牡(ハーツクライ)藤田晋

16000 ホットチャチャの2020牝(ロードカナロア)長谷川祐司

16000 サンタフェチーフの2020牡(リアルスティール)藤田晋

16000 ラッドルチェンドの2020牡(ダイワメジャー)国本哲秀

16000 カラライナの2020牡(ハーツクライ)(株)サトミホースカンパニー

15000 ティッカーコードの2020牡(サトノダイヤモンド)(同)雅苑興業

14000 ライツェントの2020牡(ルーラーシップ)金子真人ホールディングス(株)

13500 オーマイベイビーの2020牡(バゴ)(株)ダノックス

13500 シルヴァースカヤの2020牡(ハーツクライ)スエヒロレーシング

12000 ワッツダチャンセズの2020牝(ディープインパクト)廣崎利洋HD(株)

12000 イルーシヴウェーヴの2020牡(ハーツクライ)藤田晋

11500 ローザフェリーチェの2020牡(エピファネイア)藤田晋

11500 パシオンルージュの2020牡(サトノアラジン)原村正紀

11000 サンデースマイル?の2020牡(ハービンジャー)金子真人ホールディングス(株)

10500 ベルアリュール?の2020牡(ドゥラメンテ)藤田晋

10500 チェリーコレクトの2020牡(サトノダイヤモンド)(株)サトミホースカンパニー

10000 マルケッサの2020牡(ドゥラメンテ)Charles-de-Gaulle

10000 プレシャライジングの2020牡(キズナ)ムサシノターフ


こうして見ると、やはりロードカナロア産駒が人気にござるな!

逆に、昨年の2歳リーディングサイヤーランク3位のモーリス産駒は1頭もおらず…

で、気づきたる御方の多きことと存じまするが、「藤田晋」なる馬主の爆買いが目につきまするな(◎o◎)

サイバーエージェントなる会社の代表とのこと…

ファイネストシティ2020(父ロードカナロア)を3億円で落札するなど、12頭を落札して総額は15億4100万円(((((゚д゚;)

本日の総売り上げが116億3300万円(税抜)じゃから、その1割強が藤田氏によるもの(>з<)

馬主1年目らしければ、30年後を見据えてまずは優秀な馬を集めて土台を築き上げる、そのためには金に糸目をつけぬ、ということのようで…

いや〜15億円かぁ〜あるとこにはあるものじゃのぅ〜(-o-;

で、調べてみれば、サイバーエージェントの子会社のCygamesはあの「ウマ娘」を手掛けており(゜o゜)

つまり、ユーザーの課金によって買われし馬ということか…

まぁ競走馬のゲームの売り上げで競馬界が活気づくならば、それはそれで…とも思うのじゃが…

競馬界への貢献、という意味ではラフィアン代表の故・岡田繁幸氏の方が遥かに尽力しておったのぅ…

なにしろ弱小牧場の馬を買いまくりて馬産地を支えておったわけで…

未勝利を勝ち上がるのが精一杯な馬だらけなれど、だからと言うて誰も買わねば社台系以外の牧場が全て潰れてしまう(x_x;

大枚叩いて良血馬を揃え、走れば「バカ高き金を出して買うたのじゃから当たり前」、走らねば「駄馬に大金を注ぎ込むとは相馬眼の無い奴だな」、つまらぬ馬主生活を送ることになりそうな気が…

昨年の三冠牝馬デアリングタクトはセレクトセール1296万円ぞ!

走る馬を安く仕入れるところに馬主としての喜びがあると思うのじゃ、それがし的には!

とか言いつつ、POGでは高額の良血馬ばかり指名しておったり(´∀`;)