高度経済成長期

経済最優先で

やみくもにやってきて起こったのが

公害問題だった

工場が

有害物質を含んだ

煙を空気中にまき散らす

排水を川に垂れ流す

その結果

大気汚染

水質汚染

その影響で

住民が病気になったり

体調がおかしくなったり

死者までも出た


日本各地で

公害が問題になり

裁判にもなって

企業側が住民に

多額の賠償金を支払うことにもなった

その後、

規制が厳しくなったおかげで

空も川も

ひと頃より

かなりきれいにはなった


家庭から出るゴミも
いつの頃からか

分別して出すようになり

それを市や業者のゴミ収集車が

集めに来るようになったことは

ある意味、大きな進歩だけど

そのあとが

いかんわな


今、問題になってるのが

プラスチックゴミ

俺たちは

しっかり分別して出してるから

安心しきってたんだよね

焼却できるものは焼却し

再生利用できるものは

きちんと再生利用されているもんだと

でも、それはすべてではなく

マイクロプラスチック
(小さな破片)を

魚が食べてしまったり

捨てられたり
不適切に処理されたプラスチックが

海に大量に漂ったり

国内で出たプラスチックゴミを

外国に輸出してる

という

信じがたい事実

俺は、

日本国内で

きちんと

ゴミ処理してるもんだと思っていたから

ビックリだよ


まず、

海に漂う

プラスチックゴミ

マイクロプラスチック

をどうにかしなきゃ

大量のゴミが

波と一緒に

波打ち際を漂っている様子

あんな光景は

見たくない

マイクロプラスチックを食べた魚を

人間が食べる

危険性もある


結局、

空も川も海も

人間が汚してるんだよな

地球を汚してるのは

人間だよ

人間って、ホント

自分勝手で

わがままな

大バカ野郎だよ