群ようこさんが飼っている猫・しいと、外猫でよく遊びに来る太った縞模様の猫・しまちゃんや、近所の犬などを観察したエッセイ。
普段はしまちゃんが家に来てごはんを貰うのを納得できず文句をたれるしいちゃんだが、しまちゃんが怪我をしたり、体調が悪くて頼ってきた時は何も言わなかったり…。
しまちゃんが亡くなり、夢枕にお地蔵様が首にかけているものをもじったのか、ピンクのよだれ掛けのようなものをかけたしまちゃんが出てきたというところは、思わず笑ってしまった。
猫好きは、あーわかるわかる、というような話が沢山出てきます。
一読で充分の薄い内容なので、暇な時に読める。
『おやじネコは縞模様』
著者 群ようこ
発行所 株式会社文藝春秋
ISBN 978-4-16-375340-9