バレー部キャプテンで技術もあるリベロの桐島が、部活をやめる。
桐島が何故、部活をやめようと思ったのか、本人が出てこないので、本当の事は分からないが、思いやり?友情?何が足りなかったのか、想像しながら読む感じ。
クラスに入った瞬間に、自分のクラスでの位置が分かる、などという現代の若者をそのまま表現した事で受けた小説。
小説自体は新人なので荒削りなので、内容もそんなにつまってはないですが、若者感覚は確かにあると思う。それが今の武器で売りなので、それが歳をとるごとに、その頃の若者とかけ離れていくとき、この作家が残るかどうかが決まると思う。
『桐島、部活やめるってよ』
著書 朝井リョウ
発行元 株式会社集英社
ISBN 978-4-08-746817-5