2連休はとことん休む。
二度寝できない佃です。



もったいないから捨てられない
という悪い癖を切り離して
どんどん捨てていきたい。
捨てていこう。

とりあえず、
無理に掘り起こすことはせずに
目に付くところから消して
いつか記憶になった時に
整理をしてる時に消して。

嫌いじゃないなら
わざわざそんなことまで
する必要はないけれど
目標は思い出さないように
過去にしてしまうことだから
幸せだった頃の何かかもも
消してしまっていいやと思う。

なんていうか、
もう、私の好きな人は
そこに居ないんだと思った。
私が好きだったときの人は多分
一生戻ってこないと思った。

病気が治った彼女は
私の好きな彼女じゃなくて
別の誰かに生まれ変わったから
幸せを手にしようとしているし
いらない私を消したのだと思うし。

居なくなってしまったのだ。
と思うと少しだけ寂しい。
片割れが居なくなったときと
少しだけ感覚が似ている。

きつい部分を背負っていたのが
きっと片割れの方だったんだろう、
弱々しい彼女は片割れと結合して
もう元には戻らない。

その頃の彼女しか
自分は愛せなかったなら
そこまでだったのだ。
私もそこまでだったのだ。
私は彼女が好きではなくて
分裂したそのものが好きだった。
別れていたから好きだった。
どちらも好きだと思えた。

彼女の健気さや儚さは
砂みたいに何処かにいったし
私と過ごしたあの時間も
もう覚えてはいないのだろう。

そういうことなのだ。
もう、私が気付いた頃には
どうしようもなかったのだ。
彼女は彼女じゃなかったし
そこには彼女は居なかったし
私は誰のことも愛せてなかった。

1人にできない、
この子は恋も仕事も自由にできない、
普通の女の子なのにと心配してた
彼女の存在があったからこそ
あったからこそだったのかもしれない。

やっと念願の姿になって
前に進むだけの彼女のことを
私はどれだけ理解していたか。

やっと気付いた。
好きな人はもう居なかった。
私は好きになれないくらいの
クズでしかなかった。
相応しさの欠片もなかった。
彼女のことを彼女としてじゃなく
いつか違う見方で愛していた。

私は結局、何処にもいかない
あの頃の思い出が好きなだけで
彼女のことは知らなかった。
何も知らなかった。


病気の君が好きだなんて
きっと片割れの君が聞いたら
また相当怒るのだろうな。
こんな風に思うこと自体
間違っていると思うよ。
駄目な奴だと思うよ。

それでも私は好きだったよ。
それを伝えたかったけど
もう二度と会えることはない。


今の君を愛せなかった私は
本当に本当にクズだから
君が切り離してくれて
よかったんだろうな。