彼女と、初めて外泊してきた。


そのため内容がこのブログ史上最大に生々しいものを含みますので閲覧は自己責任でお願い致します。本当に赤裸々に書き殴りますんで。



いつかは外泊したいなって思ってて。
その次には年内にはしたいなって思って。
その次にはトントン拍子でホテル予約して。
全く私達のデートはいつだって不定期で突発的。


夜から会ってホテルに直行し、夜景を見ながらぼんやり話して。まだまだ緊張感がある私達は、会って暫くしないとお互いにぎこちない。なかなか話せない。くっつけない。そんなこんなだけど、せっかくのお泊まりだしまだ出来ていないキスが出来たらいいなとは思ってた。


ふざけてる流れで彼女からキスはしてくれたものの、その後、私は初めて、女の子を抱いた。


女の子の裸を見るのも、学生の時友達とお風呂に入った時以来とかそんなレベル。お風呂に入るためにお湯を張ったはずが、いつの間にか二人で裸でベッドに横になって、私が彼女の体に触れて、気付いたら彼女の中に指を入れていた。

私はそもそも人の裸を見ること自体に抵抗がある気がしてきていて、潔癖症もあるし自分がどこまで出来るかわかっていなくて。もし恋人ができたとしても相手の性欲全てを叶えられる自信はなく、胸に触れて気持ちよくすることは出来ても、それ以上はできるかわからなくて、中途半端に触れて責任をとれないのが怖かった。

ふざけているうちに濡れていた彼女の体を見るのは嫌じゃなくて、凄く綺麗だったし触れたかった。触れたらとても気持ちがよかった。ああ女の子の体って、こんなに素晴らしかったのか、こんなに心地良いものだったのかと思ったし、私と手を繋ぐだけでゾクゾクすると以前話していた彼女が、私が肌に触れるたびにびくびくするのを見ていたら、どうにかしたい気持ちが出てきてしまった。こんな感覚、初めてでとてもびっくりだったな…。

慣れてないくせに私の指を何本も飲み込んで可愛い声を出している彼女が、可愛くて仕方なくて私はノンセクという自分のセクを辞めようとそのときに思った。可愛い、好きだと言いながら攻めると、普段から可愛いという言葉に弱い彼女が、こんな時そんなこと沢山言うのずるい、意地悪だよってつらそうに言いながら締め付けてきて、私も自分の中でしっかりと性欲があることを確認した。


翌朝、逆に今度は私が襲われた。
彼女は私の気持ちのいい攻め方を知っているように上手くて、私はあっという間に達してしまった。経験がそんなにないくせに、何でそんなに上手いんだ。相性の問題か。こんなの、元カノのときでもこんなふうにはならなかったのに。なんてつい比較してしまったんだけど、元カノのときはただくすぐったかったり、ちょっと違うなとなかなかいけなかったり、無理してたセックスだったのに。元カノが常に女性に抱いていた性欲をぶつけられたわけじゃなくて、彼女の私に対する愛の方が強い気がした。

彼女を襲うことも、逆に襲われることも気持ちよく、これから私はリバと名乗ろうと思った。そして今後も彼女とこんなふうにまた繋がれたらなと思った。


そんなこんなで深く繋がれて、私は彼女のことがもっと好きになったし、自分の中でずっと深いところに眠らせていたタチ側の本能的な気持ちとか、素がどんどん出てきて彼女に逆に驚かれた。最初にあれだけ警戒していてノンセクであることを強く押して、そういうのは無理なんですと言っていたことが詐欺だと言われてしまった。勿論いい意味で。

そして私は女の子の、その中でも彼女の体の魅力に気付いてハマってしまった…隙あれば触っちゃうし、ただの変態になってしまった…抑圧していたものが解き放たれた人間って、こんなふうに壊れるんだな…当たり前のように一緒にお風呂に入れたのも嬉しかった。

あんまり人目も気にしなくなって、どこを歩いていても電車の中に居ても手を繋ぐしエスカレーターではくっついてるし、バカップルになったなぁとしみじみ感じる。気持ちが抑えられなくてエスカレーターでキスをする程に私は積極的になった。これは凄い変化だと思う。

こんな感じで実に濃いお泊まり会となった。
彼女からは素敵な手紙をもらって、私は何だか泣きそうになってしまった。彼女と別れた帰り道も、幸せに過ごした反動なのか今までの生活からして自分が幸せであることが怖くなったのか、ちょっとだけ泣いてしまった。


次はいつ会えるだろうか?
早く彼女の手を握りにいきたい。
その前に私も彼女に手紙を書こうと思う。
彼女には、どんな言葉を使っても気持ちを全て伝えきることはできないだろう。それだけ大きな存在になってしまった。


だからかな。
失うのがこわいよ。
こんなに幸せになったあとは、何が待ち受けてるんだろうなって。