嫌われるようなメンヘラなこと書いても独りよがりの浮気心みたいなの書いても拍手くれる方に大変感謝してます。


最近考えることが多すぎて。というのも私が勝手にネガティブになって考え込んでいるだけなんだけど。それを忘れさせてくれる彼女の存在が日に日に大きくなっていく。前の、静かな波の状態だった心が嘘のようだ。やっぱり恋愛はときめいていたい…ドキドキしたり、匂わせ女子のように「あー。好き…」って意味もなくつぶやきたくなるような心でいたい…

今までずっとタチだったせいもあって、同じタチのことは同族嫌悪的な意味合いでお知り合いになることはまず無かったし、ボーイッシュの人も別に好みの範囲内ではなかったから、接する機会が本当に無かった。恋人になったり、好きなるタイプは絵に描いたようなフェムネコ。自分とは正反対の可愛らしい子が好きで、女として女が好きなのだからそれが私の中では当然なのだと思っていた。

それでも人によって自分のセクや見た目を表す表記に揺れがあるとここ数年で気付いて、今まで自分の中で「相手の人はこうであってほしい」という条件を突破らってみた。そして出会えたのが今の恋人だった。

今まで付き合ったことのないセクシャルと、容姿をしている恋人。きっと今までの元カノが見たら驚くことだろう。恋人は派手なボーイッシュな上に、セクシャルも「性別欄の女のところには丸をつけたくない」というタイプのXジェンダーだ。このセクシャルの人と出会ったのは今の恋人が初めてである。

今まで何故タチやボイから距離をおいていたかというと、そもそもそういう人たちと少し関わってあまり良い思い出がなかったのと、性格的に合わないと感じることが多かったからであって。無駄にオラオラしてたり、俺様だったり、ナルシストだったり。女の子を落とそうとしているあのホストみたいな言動とか、ちょっと意地悪した方が喜ぶと思っているあのオラついた感じが、私は大変苦手だったのだ。勿論、人によってそれが全て当てはまるわけじゃない。そうだけど、私の周りのボーイッシュにはそれが非常に多かったのだ。それが何より嫌で、男っぽい人は遠慮してきた人生…

今の恋人は根っこの考え方や服装は男寄りだったりボーイッシュだったりするのだが、オラついてない。声をかっこよく出そうとしてる感じも無ければ、しっかり綺麗にお化粧してお洒落している。落ち着いた話し方も、男だ!という感じは全く無いのだ。そこがいいのだ。

恋人との出会いは掲示板なのだが、初めてメールをもらったとき「この人、大丈夫かな…地雷っぽい気もする…」と内心思ったことがある。最初に送られてきた自己紹介文がなんとなく自分の今までの地雷と当てはまる気がしたのだ。でも、やりとりしてみなきゃわからないし、いい人に巡り会えるまで全員に返信しよう、と、やりとりを開始。

そこからは光の速さで話が進んだ。
実際に会いましょうとなったのも恋人だけだったし、トントン拍子に恋人へと発展した。これも今までは経験がなかった。即発展に凄く抵抗があったから。それでも、恋人と話している内にこの人以外は無いなぁと感じて、お付き合いがスタートした。

今の恋人は私の今までのセクマイ人生をいい意味でひっくり返してくれる。自分の中にも無限の可能性を見つけることができた。本当に、何度も言っていると思うが運命の人なのだと思う。


電話もしない、お互いの家にも行かない、頻繁に会わない、遠出しない、お泊まりしない、性行為をしない…他とは違う異色カップルで、周りにあまり色々話せずにお付き合いをしているが、私は今までのどんなセクマイのお付き合いよりも充実している。余裕がある。勿論、求められて嫌だとも思わないけど。それって寂しい、それってどうなの?ときっと周りは言うだろうけど、それでも愛し合っているのだから文句は受け付けない。


型に嵌まらなくていい。
彼女とはこうやって生きていきたい…